「最速で考える力」を東大の現代文で手に入れるを読む

図書館いったら見つけたので読んでみました。

僕自身もともと現代文ってすごく苦手だったのですが、何年か前にふとセンター試験の現代文といたら結構合ってて、あー社会人になって相当鍛えられたんだな、って思いましたwだから、国語の力って社会人のスキルとしてすごく大事なんです。Twitterとかやってると僕よりも国語力がない人がたくさんいて困るw

センターの現代文も教材や問題としては非常に優れている、というのは耳にしますが、東大の現代文も中々いい、というのも聞いたことがあります。

実際本を取って読んでみると、この文章のこことここをまとめて、こうかな、と答えめいたものは出せるのですが、本が示している答えとは違う、みたいなことがあって、さすが東大だな、一段深い思考や表現が重要なんだな、と思いました。答えめいたものが出せた点でまあ東大の問題に食らいつけたのかな、ということで。

ただ、解答はちょっとこなれすぎている感が非常に強かったです。試験場でここまでの回答が求められるのかな、自分の回答でも丸は来るのではないか、と思いましたが、私は教育業界の人間ではないしましてや国語はわからないので、何とも言えないです。図書館で本を読んだ後に本屋で赤本の同じ問題の解答をいくつか見ましたが、本の解答とはニュアンスが違っていたりしていました。実際書籍の中でも「東大の現代文の解答はなく、採点時に色んな先生が話し合って、点数をつける」という話があるので、これが解答!みたいなものはなく、ポイントやキーワードが抑えられていればOKなのかもしれないですね。

一応ビジネス書扱いですが、東大受験に興味があるけどがっつり問題集とか過去問をやるのが気が引ける中高生、理系受験で国語が必要な受験生がそれこそ「最速で」対策する向けなのかなと思いました。 ビジネス書、という観点で言えば、正直他の「文章の読み方」とか「大人の国語力」本的なものに書いてある内容とほぼ一緒な感じでした。その点で言えば以下の本のほうが社会人向きかもしれないです。

ただ、この本は問題演習で結構考えるし、量もそんなに多くないので、その点ではいいのかもしれないです。↑の本にも問題演習はありますが、量が多くまあまあ難しかったりしますw

hontoでは、一部商品について、購入済の紙の本を電子書籍で購入した場合半額になったりするので、両方持ちたいという人には非常にお得と思います。