突破力を読んだ感想的な

本屋で目に留まったかつ、今の自分に弱いところだと思ったので買いました。

私は普段こういう自己啓発本とかは読んでも無駄、と思っていますが、Daigoさんは非常に科学的に、論理的なメンタルコントロールの情報を提供してくれます。自己啓発本というジャンルの中では数少ない汎用的に使えるメンタルコントロールの手法を書く方だなと思っているので、これまでも何冊か読んだことがあります。

本のタイトルからして「殻をぶち破るんだ!」みたいな本と思いがちですが、まず「殻をぶち破るなんてことは非常に困難」ということを述べたうえで、殻があると錯覚させる「バイアス」という存在について、その種類とバイアスから抜け出す方法を細かく述べています。

私は結構ネガティブで心配性な性格なので、本の中からその観点でいくつかピックアップして紹介します。

  • ネガティブ感情とは参照点をずらして向き合う

    • 上司に怒られた、クライアントに怒られた、のであれば以前上司に褒められたり、クライアントに感謝されたりしたことを思い出すことで、自信を取り戻すことができる
    • 同じネガティブにも比較の観点を持ち込む
  • バリードリコール

    • 例えば「大勢の前で近々スピーチをしたいが、前のトラウマでまた失敗するのではと不安に思う」みたいなとき。その場合は過去の似たような失敗をたくさん思い出し「あれよりはマシだ」と考えることで、気持ちを落ち着かせる
  • 他人への頼みごとが苦手な場合の対応

    • 依頼事は相手の負担になるので、相手はいい思いをしないのでは、という考えは捨てる
      • 頼み事されたら信頼されているんだ、とむしろ好印象なはず
    • いきなりハードルの高いお願いではなく、最初は些細なお願いから始めてみる
      • ~~の資料作成
    • 断られても最低2回はお願いする
      • 一回断られた相手に再度お願いを頼むのは気が引けるが、実は一度断られた相手のほうが再度のお願いは了承してくれる可能性が高い(過去に断った罪悪感が潜在的に残るため)
    • 依頼するときには「いつ」「なにを」「どのように」を単刀直入に話したほうがかえって依頼を受けてくれる確率は上がる

特に最後の他人への頼み事は結構私苦手なので、参考になりました。

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